爬虫類を飼ってみたいという方、意外と多いんじゃないでしょうか?
しかし、ちょっと調べてみると大きな壁が…
そう、餌が生きた虫であるということ
今回は、そんな爬虫類と虫についてのお話…
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爬虫類の餌
トカゲやヤモリたちが食べる餌は、基本的に生きた虫です!
成長したイグアナは野菜メインだったり、フトアゴヒゲトカゲなども野菜や果物も食べますが、小さな時は虫を食べますし、それより小型のトカゲやヤモリなどは、ほぼ昆虫食です。
しかも、訓練されていなければ生きた虫しか食べないのです💦
自分で餌を与え続けると、餌をくれる人と認識するようで、お腹がすいている時に人間が近くにいるとこちら側に擦り寄ってきたりします。
私の場合、餌をピンセットであげているのですが、餌を何もはさんでいないのにピンセットに噛み付いてくることもよくあります笑
そんな感じである程度の期間を費やし、人間がピンセットで餌をくれるのだと覚えさせれば、フリーズドライなどの動かないコオロギでも食べてくれます。
なんせ、何も無くても噛み付いてくるくらいですから笑
ただ、個体差はありますが、爬虫類には拒食する時というのがよくあります。
同じ餌に飽きるのでしょうかね?
まあ、人間だって毎日お米だけ出されたら飽きますよね笑
もしくは、そもそも餌への食いつきがあまり良くない子も…
そういったときには、やはり生きた虫を使わざるを得ないかと。
人に慣れて、動かない虫や人工飼料を食べてくれるようになったと言っても、生きた虫との食いつきの良さとは雲泥の差ですからね。
ですので、ショップの方が
人工飼料に慣らしてありますよ〜
と言っていたからといって、全く虫がいらないかというと、そうではないと思います。
飼育しやすいで有名なヒョウモントカゲモドキも、食べなくなる時期というのは結構あります。
大体は少し期間を開ければまた食べてくれることが多いですが、それはしっぽに栄養を溜め込めるレオパなればこそ。
他のトカゲちゃんなどだと、短期間の拒食も生命に関わってきてしまいかねません。
そのため、常時虫を保持したくないだけならば良いですが、絶対に虫なんて無理!!という方は、爬虫類飼育は中々難しいかもしれません…
拒食などは、本当に個体差です汗
私も、たくさんの爬虫類を飼ってきましたが、人工飼料や動かない虫だけでもよく食べ、1度も拒食的なことをしたことが無い子も2割くらいいます。
かと思えば、生きたコオロギをあげてても食べなくなる子もいます。
カメレオンなどは結構難しい気がしますね…
しかも、小さい種類の拒食は最終手段の強制給餌すら難易度が跳ね上がり、カワラヤモリなどはほぼ不可能です涙
爬虫類が難しいのが、本当に死ぬまで食べないということがよくあるということなんです!
病院に連れていっても、病気というわけでもなく、ただの拒食〜といった感じですが、爬虫類は1度状態が悪くなると立て直すのが難しいんです…
拒食しはじめて、何日間かすれば食べる子もいますが、そのまんま状態が落ちていき、食べるようにはなったが…
という時もあります!
強制給餌も手段としてはありますが、それ自体が大きなストレスになりますので、やはり最終手段でしかありません。
その辺の線引きがかなり難しいんです💦
爬虫類に拒食はよくあることですし、ずっと飼っていて1度も食べるペースが変わらない子の方が圧倒的に少ないと思います。
ですから、そういった緊急時にも虫を扱えないという方には、爬虫類飼育は難しいかもしれません。
餌は人工飼料でもOK!
今度は、人工飼料のお話をしてまいります。
先程、長々と爬虫類には生きた虫が必要だというお話をしましたが、それは緊急時にはそういう覚悟が必要だというお話で、日常的には必須ではないのです!
今は、様々な人工飼料が売っています。
ヒョウモントカゲモドキ用のものや、フトアゴヒゲトカゲ用、クレステッドゲッコー用など…
こういった、その種専用の人工飼料が出ている子たちは、人工飼料による育成が充分に可能であると考えていただいて良いと思います。
ちなみに、私が今あげているのはこちら。
中身はこんな感じです。
こちらを水で1時間ほどふやかしてからあげています。
芯までふやかしきってからあげたほうが食い付きがいいです。
メーカー的には、人工飼料で生涯飼育が可能なんだそうですよ?
私も、ヒョウモントカゲモドキやフトアゴヒゲトカゲなど飼っておりますが、ヒョウモントカゲモドキにはピンセットであげれば食べてくれますし、フトアゴヒゲトカゲは餌皿に入れとけば食べてくれます。
ただ、ここでも個体差は出てきます汗
爬虫類を飼育したことの無い人は、
爬虫類に性格とかあんの?
というふうに思われる方もいらっしゃるかもしれません💦
まあ、基本無表情ですからね汗
ですが、餌の好き嫌いや、人間に構われるのが嫌いではない子や大嫌いな子、霧吹きの水が大嫌いな子やそうでもない子など、意外と性格が違うんです。
そのため、人工飼料にはじめから食いついてくれる子と、全く興味を示さない子。
そういうパターンもあります😅
今だと、爬虫類ショップの方が既に人工飼料で餌付けをしており、お家に連れ帰ってすぐに同じものを食べてくれるようにしてくれている子も多いです。
その辺は、ショップの方に聞いていただければ教えてくれるでしょう。
ただ、爬虫類ショップで生き餌で育てていた個体や、野生のものを捕まえてきた子。
こういった子たちは、十中八九人工飼料を食べません泣
そりゃそうです😅
死体を食べる経験すらあまりないのに、さらに謎の物体など口にはしないでしょう笑
もちろん、長期的に見て慣らしていけば、将来的には可能性は充分にあります。
しかし、爬虫類飼育の経験が浅い方にはハードルが高いのも事実…
ですので、手っ取り早いのは既に人工飼料で餌付けされている子を探すということ!
それが1番簡単でしょう。
ですが、爬虫類ショップで人工飼料で餌付けしているのは、恐らくほんの数種類ほど…
ヒョウモントカゲモドキやニシアフリカトカゲモドキ、ショップによってはフトアゴヒゲトカゲやクレスもそうしている時も?
まあ、基本的にヒョウモントカゲモドキくらいと思っていいんじゃないでしょうか?
ですので、ヒョウモントカゲモドキを飼いたい!という方は、好みの子で人工飼料で餌付けされている子を探せば良いと思いますが、ほかの種類の爬虫類をお探しの方は、中々難しいでしょうね💦
では、人工飼料しか使えない場合、ヒョウモントカゲモドキ一択なのか…!?
そんなことはありませんよ!!
自分で人工飼料に餌付け
虫なんて絶対無理!!
そんな方は、先程申したように選択肢はほぼありません…
ヒョウモントカゲモドキか、運が良ければニシアフリカトカゲモドキ…
ですが、
「まあ、ずっと虫を飼うのは嫌だけど、絶対に嫌!って訳でも…」
そんな方であれば、選択肢は割と広がります!
意外と、根気よく世話をしていれば、いろんな種類が人工飼料を食べてくれます。
また、好きな人工飼料とそうでもないものと、個体によって好みも様々ですので、いろんな種類の人工飼料を買ってみるのが良いかと。
例えば、私の飼っているマラカイトハリトカゲ。
この子も人工飼料を食べてくれます。
正直、マラカイトハリトカゲに人工飼料をあげているのは私だけなんじゃないかな?なんて思ってます笑
あまり、そういうのを許容してくれる種類でもありませんからね😯
これは、この子をベビーの時から育てているからかもしれません。
あまり、マラカイトハリトカゲのベビーはショップで見かけませんが、たまたま近くのショップにいたのを連れ帰ってきました!
お店では生きたコオロギをケージに放ち、それを追いかけて食べていたようですが、私は人に慣れて欲しかったので、毎食ピンセットであげました。
最初の1、2週間はピンセットからはあまり食べてくれず、結局ケージの中に放つ感じでした泣
ですが、2週間過ぎたあたりからピンセットからでも食べてくれるようになり、何も無くてもピンセットに噛み付くくらい餌付けに成功しました笑
そんな折、レオパゲルなる人工飼料が発売され、当時爬虫類界隈ではちょっとした話題になっておりました。
私も、ヒョウモントカゲモドキにはあげてみましたが、ふと考えました…
ハリトカゲもいければ、コオロギいらないんじゃない?!
別に、コオロギは好きじゃないですからね笑笑
今はそうでもないんですが、当時飼っていた種類は、人工飼料がいけそうな種類の子たちばかりだったんです。
ハリトカゲ以外は…
ですので、マラカイトハリトカゲさえ人工飼料での餌付けが出来れば、日常的なコオロギの世話から解放される!
そう考え、ハリトカゲの人工飼料餌付けが始まりました…
ちょっと長くなってしまったので、このお話はまた明日に…
ハリトカゲやヒョウモントカゲモドキ、ニシアフリカトカゲモドキやフトアゴヒゲトカゲなどのお話をさせていただこうと思います!
それでは!
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